市の図書館の主催する水曜日の夜の10週間のデッサンのクラスをとっている。過去2年もこの10週間のコースを取ったので、今回は3年目。でも、全然練習しないので、かなり下手。会社の友人Hさんも誘って一緒にやっている。彼女は油絵もやっていてかなりうまい。
1週目の先生との会話(箱のデッサン)
先生がHさんのものをみて
先生:お、いいね。デッサンやったことがあるね。なんで、初心者クラスにきたの?
Hさん:他に適当なクラスが見当たらないし。クラスでもとらないと、何もしないから。別に初心者クラスでもなんでもいいの。
先生:そうか。じゃ、君には他にもプロジェクトをあげるよ。
先生が私のものをみて
先生:どお?
私:ここんところがうまくかけない。
先生:練習する時間はいっぱいあるから、心配ないよ。
だって!
まさに、その通りなんですがね。
去年の先生はファビオ。彼は、チャコールなどを使い、ぼかしたりする手法を教えてくれた。でも、私は、じっくりと観察して描くという今年の先生ジェフのほうが好きだ。彼のクラスは幾何学を思い起こさせる。ジェフのクラスで必要なものは、安いデッサン紙と鉛筆、消しゴムだけ。箱や円柱や袋などを用いて基本を練習させる。光と影、濃紺をつけるということ、ちゃんと長さを測ること、そしてしっかりと観察すること。彼は、ぼかしは嫌い。2時間半はあっという間に過ぎてしまう。
そして、普段使わない脳の一部を使うようで、とってもいいストレス解消になっていると思う。
実は2年前の先生もジェフで、彼は、10週間のコース終了後、半年インドに行くといって、図書館での仕事をやめた。あまり言わなかったけれど、図書館での内部事情もあったようだ。
さて、今年戻ってきたジェフ。インドにいって心の迷いが消えたのか、それとも現実に戻る事を余儀なくされたのか。。。