Saturday, April 26, 2014

日本のニュース

今日は午後からメットオペラ。

日本の高校の先生が自分の勤務する学校の入学式を欠席して(担任にもかかわらず)、自分の子供の入学式に行ったということが話題になっている。

フム、やっぱり日本って大変だな、、、というのが感想。会社の同僚に話すと、最初このニュース性を全く理解しなかった。

ちょっと状況は違うけれど、今週出先での会議中にこんなことがあった。我々4人が一台の車にのって、取引先の会社での会議にでかけた。この会議のために、アメリカから社長、副社長もやってきて同席。会議が予定時間よりのびて、取引先のプレゼンテーションがあと10分くらいでおわろうとする時、我々の一人のブラックベリーの電話が鳴り、一人が席をたった。会議室にもどってくると、「すみません、妻の父親が心臓発作で病院に運ばれたので、病院にかけつけなければなりません。」と動揺している。この一言で、双方とも一寸の躊躇もなく、コンピューターを閉じ会議が終わった。会社に戻るまで車で1時間の運転、すぐさま、我々4人は車に乗り込んだ。

もし、我々が2台の車で行っていたのなら、彼だけ会議を終え、他の3人は残り、おそらく会議は最後まで継続されていたと思う。ただ、日本だったら、、この人は会議が終わるまで我慢したのではないだろうか(義理の父)、妻はどう夫に連絡しただろうか(とりあえずまた連絡するというだろうか??)、と。家庭の事情は職場で話さない??

また、この木曜日、毎朝聞くラジオで、ラジオの女性が、「明日はお休みさせてもらいます。今晩子供が学校の劇で舞台に初めて立つんです!」、と、興奮を隠さずに。早朝のラジオパーソナリティーということで多分彼女の仕事は朝4時くらいから始まるのだと思う。こちらは日本のような昼間の学芸会のようなものはなく、両親の仕事の終えた夜に発表会となる。ということで今晩は夜遅くなるので早朝出勤は難しいということなのだろう、また、舞台終了後、子供とその感動をシェアしたいのだろう。さて、日本だと、どうだろう。ちなみにこのラジオ局はカナダの国営放送のような立場のラジオ局である。。

ホッケーママパパは会社を遅刻し、子供の早朝練習につきあう。また、早退し、子供の練習、試合にかける。年老いた親の介護のため会社を数週間休み、臨終まで看取る。誰も、仕事に支障がでるんじゃないか、、と、再考をせまるような発言は決してしない。もし、上司がそんな発言したら、それこそ人事問題になると思う。
先週の写真、かめがいっぱい日向ぼっこしてた
日本での公私の両立は大変だ。。。

神の雫コミックブックを読む

小雨から晴れ。

市の図書館のマンガセクションがどんどん拡張している。ワインのマンガ「神の雫」の英語版"Drops of God"5巻をいっきに読んだ(まんがは楽しい!)。この本のカテゴリーはグラフィックノヴェル。キーワードは、コミックブック、ワイン・ワイン製造、ワインテイスティング、ソムリエ、相続/継承、コンテストが並ぶ。図書館には5巻しかまだ所蔵されていないよう。

一昔前のマンガだと、全体がもっと真面目で、有名な父親の息子といわれると、メラメラと眉間にしわがより、それに反抗するのが主人公の性格だったような。このマンガの主人公は「ハイ、ソーナンデスー」って感じでかなり軽いね。

私の買うワインは基本的に15ドル以下のもの。とすると、日本円にして千円くらいのもの。ma
ま、適当に赤ワインを楽しむという感じ。20㌦以上だと手を出すのを躊躇するなぁ。ということで、私の選ぶワインはカナダオンタリオ、カリフォルニア、オーストラリア、チリのものもが主。

左からオーストラリア、カナダピリーアイランド、カリフォルニア、フランス。チリワインは今手元になし。フランスワインは新世界のワインと比較すると少し高く、めったに買うことはない。このムートンカーデットは友人からのもの。



Monday, April 21, 2014

"Homage to Catalonia", George Orwell,を読む

気温20度。
日本語訳は「カタロニア賛歌」で、ジョージオーウェルが自らスペイン内戦に一兵士として参加したときの記録。武器らしい武器もなく戦う惨めで退屈な塹壕戦の惨状とのんきなスペイン人の人柄に触れる。

合言葉が知的な言葉過ぎて、スペイン人の一兵卒には使いこなせないとか、怪我をし、病院に収容され、そこでの食事が皆平等でとても美味しいとか。スペイン人の素朴な姿が浮き出される。ただ、スペイン内戦というものに不案内なため、政治的な背景に混乱しながら読み続けて終わりにたどり着いたという感じ。そして、当初、本文に組み込まれていたにもかかわらず編集段階で取り除いた2章が最後に補足として続く。内戦の政治的背景に興味がなければ読む必要なしという文章で始まるこの2章はとても大切な2章だと思う。この2章を読んでモヤモヤしていた政治的な背景がいくらか明らかになったかな。

読書中に週末の新聞の旅行欄で Homage to Catalonia という同じタイトルでのカタロニア地方の旅行案内がでていた。地中海に面するこの地方は主にに英国人やバルセロナに住む人達に人気らしい。ダリの生地でもあるこの地方。行ってみたい!

イースターウィークエンドで近くの散策道を歩くと、かえるの大合唱。

Thursday, April 10, 2014

40歳での定年退職は不可能じゃない!

晴れ、雨。やっと気温が16度まで上がる。おとといは雪。

先日BBC のニュースをインターネットで見ていたら、40歳での定年退職は不可能ではない!という記事があった。大方は40歳越えてから、定年のことを考えるらしいが、とにかく若いころから退職プランをたて貯蓄をはじめることを強調する。そして、以下が目標達成のポイント

1.退職時点で住宅ローン等の借金は全て返済済み。
2.ライフスタイルを拡張しない。贅沢な車が必要か、4寝室もあるような住宅が必要か・・週二二回外食する、等々。
3.退職後の家族用の経費を考慮する。子供や孫は金食い虫。ファイナンシャルアドバイザーは、基本的に、子供や孫のために出費はするなと助言する。そんな余裕はないと明言する。ないものはない、という態度が必要。
4.退職後、職場を恋しがる退職者が多い。退職後の人生設計をきちんと立てる。
5.日本は平均退職年齢が69.1歳。アメリカ61歳。ルクセンブルグは57.6歳。
6.退職後は,ちょっとしたお小遣い稼ぎという感じでパートの仕事をしたり、自分の趣味と実益を兼ねるようなゆっくりなペースで仕事に従事するパターンが多いとのこと。完全退職という形にはとらわれない。

基本的に、退職時点で、借金がなく、基本的に質素な生活をエンジョイすると言うライフスタイルができていれば、早期退職は可能ということか。。

Gのお姉さん夫婦は、そのいい例かも。子供3人の5人家族。本当に小さい2階立ての家に住む。お母さんは専業主婦なので、お父さんの収入のみ(ちなみに、お父さんは普通の事務員)。親類から、アイツはケチといわれるけれど、彼にしてみれば、自分は55歳で退職すると決意し、その目標を達成するためには、ないものはないという態度貫徹。たとえば、市外通話は絶対しない、とか。つまり、無駄な経費は一切カットする。55歳で退職した後は、会社からの年金で毎月の経費を十分まかない、毎年10月から11月にかけて5-6週間ほどフロリダにもでかけ、夏をさらに数週間満喫する。

一方で、会社の同僚のライフスタイルを耳にすると、びっくりする。本当にお買い物が好きなんだな~と。でも、そんなにお買い物してどうするの~といいたくなるけれど、そこは老婆心と心に決めている。

幸せは物質的なものではなく、自分にとって人生で何が大切かということなんだな~と思う。私の場合、畑で野菜を耕して、新鮮な野菜を食べるということが大切なことかな。。質素だな。。。