Thursday, December 27, 2007

引越し荷造り開始

12月27日、午前中しんしんと降った湿った雪が午後にはとけた

新居のペンキ塗りから一転して荷造りへ。明日一日あるのでどうにかなりそうな感じがしている。ここのところ自分に言い聞かせてきた言葉は、出来る事を一つづつかたづけていく、ってことかな。ま、焦っても仕方ないってこと。ハイ、これは仕事上でも言えてます。

荷造りにあたり、かなり古い服や小物を整理し、袋にまとめて、救世軍のお店に寄付にだした。救世軍の店にはなんでもある。寄付だけでお店の商品が揃うのだから、どれだけ一般人が物を廃棄しているかと思うとビックリする。やはり、自分としては、生活を拡大せず物を大事にするゾと再び心に誓ったところ。シンプルライフというのは簡単だけど、実践するのはそう簡単なことではないのである。

クリスマス後のゴミ回収日にはそれはそれは普段の3倍から4倍のゴミが家の前に並ぶ。ゴミ回収車はいつもより5時間ほど送れて登場、今、夜の6時半、リサイクル回収車はまだ現れていない。

Wednesday, December 26, 2007

例年並のクリスマス。。やはり予期せぬプレゼントが。。。

12月25日くもり。

あれほど、欲しいDVDとCDをリストアップし、その中の一つだけでもいいからね、と念を押したつもりだったのに、、、予期せぬプレゼントがやはりあった。なんせ、プレゼントを一人一人に渡し、皆の手にプレゼントが渡ったところで一斉に開ける。これの繰り返しで終了まで総合時間約1時間半強。このやり方だと、やはりみな同じ数だけのプレゼントがあることが望ましいということになるのである。

私の欲しいDVDとCDは結構マイナーでトロントのど真ん中のお店でも手に入らず、インターネット販売に頼るしかないことはわかっていたので、どうなるだろうか、、、と思っていたら、やはり他のもので対応されていた。例えば、グレングールドのモスクワライブCDはCBCスタジオ録音の6枚CDとなってプレゼントされた。ま、これはこれでよし。。

他のプレゼントの山と比べると、CDやDVDだけだと、やはりお粗末な形とサイズとなる。ということでか、大型のプレゼントが用意されていた。コーヒー好きの私のために、皆からエスプレッソマシーンを渡された!イタリア製でかなり高そうなヤツ。かなり美味しく出来るのでウレシイのだけど、紙のフィルターでチンタラと熱湯を回しながら作るコーヒーでかなり満足しているのが実情なんだが。。。以下に気なる項目を羅列。
1.良い点
美味しいエスプレッソが簡単に作ることができる
2.気なるところ
2-1: 台所のカウンターに何も置きたくない主義なのだが、、、これ小型テレビくらいのスペースを要する。
2-2: なんでも、年に一度専門店に補修点検に出すのが望ましいらしい。約40ドルなり。この田舎にその専門店なるものがあるだろうか。修理に持っていく時間と手間が面倒。

私の言い分に従うようかなり努力したんだけど、買わずにいられなかったのよ~とのこと、来年も引き続き、CDとDVD以外の形の残るもの買っちゃダメよっって、明確に言わなくちゃ。

Monday, December 17, 2007

家が売れた

12月17日、積雪5cm。

家が売れた。
ようやく”SOLD”のサインが、家の前に掲げられている売出しの看板にはられた。買い手のオファーを受けてサインしてから約2週間強。今日、無事家の最終点検が終わり売却となりました。疲れた。。。結局、オープンハウスもせずに売り出してから2ヶ月弱で決定。受け渡し日は1月11日。これで、本当にショールームから抜け出す事ができる。。。今日、早速不動産屋のメアリーはステージングに使った小道具を片付けていった。

でも、これからが本番。コンドミニアムの受け渡し日は実は明日で、これから引越し準備と片付けの始まり。物を運び込む前に壁の塗り替えとカーペットをはがして床を張る予定。うまくいけば28日か29日、もしくは31日午前中に引っ越したいところだけど、どうかな。コンドに移るのは運ぶものが限られているので目途がたつのだけど、この家を空っぽにするというのが果てしもない作業のように思える今日このごろ。いったいどれだけゴミを排出するのかと思うとぞっとする。

もう、物はふやさないと誓う!!

Sunday, December 16, 2007

メットオペラHDシーズン開始

12月16日、大雪、積雪25cm。雪かき2時間。斜め向かいのおじさんが除雪機で手伝ってくれた。これがなければさらに小1時間かかっていたかな。

普段のご近所との接触や会話はかなり限られているのだけど、大雪の中の雪かきとなると、ご近所皆がでてきて不思議と会話が生まれ、助け合いの精神も垣間見られる。なんとなく皮肉だ。

昨日は、今シーズン最初のメトロポリタンオペラのHD鑑賞。ロミオとジュリエット。ストーリーが単調というか知り尽くされた悲恋物語だったせいか、まぁまぁ、だったかなというのが印象。前回のシーズンは毎回フルエルほど感動したので、待ちに待ったシーズン開始ということで期待が高すぎたかも。今回はフレンチオペラで、やはりオペラはイタリア語だな、と思った次第。でも実はワーグナーのオペラも好きなんす。

去年の大成功を得て、今シーズンは地元の映画館でも上映。去年は車で20分強、雪の日などちょっと行くのをためらう事もあったけれど、今回は車でわずか5分。ここは、どちらかというと労働者の街なので、どれほど観客が集まるかなぁと思ったけれど、クリスマスシーズンということもあり、やはりガラガラ。去年足を運んでいた映画館はインテリの住む街で、中盤から劇場内の2つのスクリーン上映。それでも両方満席という状態。若い劇場マネージャーが、今後の上映を続けるためにも是非友人知人を誘ってきてくださいと、訴えていたのがなんとなく痛々しく、地元での上映継続を不安にさせられたところ。確かに土曜の午後、4時間から5時間オペラを観に来るほどの暇人はよっぽどであり、かなり限られているのである。

次の上映は元旦のヘンゼルとグレーテル。労働者の街の住人は明日からまた仕事だといって、オペラを観に行くだろうか?

Monday, December 03, 2007

引き続き簡素生活の進めと実践

12月3日、夜中に雪上車がきて、ドライブウェイから路上に出るところに雪のブロック。出勤前に15分雪のけ。重くて、シャベルで拾い上げる。イテテ。。

昨日の本に触発されて、今年実践したことは、以下のとおり:

1.タイムマガジンとエコノミストの購読を中止
タイムは長年購読していて、雑学知識を入れ込むのに最適だった。特に芸能欄とか、アート情報とか。エコノミストは噂どおりかなりかたい。。世界の経済情勢を把握するのに結構な雑誌との評判の雑誌。でも、私レベルでは、タイムを5割読み込むとすると、エコノミストは2割か3割しか読み込んでいなかったと思う。おもしろい記事はかなりあるのだけど。

2.地元日刊新聞の購読の中止。
あまりにもローカルで、地元新聞を読むとこの地が世界の中心という錯覚を覚えるのに恐怖を感じた。。紙面を多くしたために、写真が馬鹿でかい(なんとなくイヤ)。何度も苦情をいったのに配達人が変わるたびに、玄関先からドライブウェイに新聞を放り投げられ取りに行くのが大変。今の会社で新聞を読む人口はかなり低いと見積もっている。そう新聞を読まなくても生きていけるのである。

3.テレビの接続を絶つ
ほとんどテレビを見ない状態だったし、別に悲しい世界情勢を知らなくても人間生きていけるから。他に面白いという番組もさほどなし(契約チャンネルの数も最低だった)、日本と違って長ったらしいコマーシャルや長ったらしいニュース解説にも辟易していた。ニュースの情報元は、インターネットとラジオのニュース。

4.その結果;プラスマイナス
小説を読む時間ができたというのがプラス。実際、毎日ローカルだなぁと思いながらも新聞を読んで、雑誌に目を通していると、現在の英語を読む速度では、小説など読む時間がなくなっていた。でも、プラスあればマイナスあり。地元のスター(?)マルコムのローカル版ニュースから遠ざかった。例えば、地元の大学で名誉博士号をもらうなど大型写真つき。でも、とりあえず、会社の同僚が、私が購読を止めたのを知って、高く売ろうかしら、、などといって渡してくれる。

5.今後の方向
実は新聞の購読を再開しようと思っている。平日は地元新聞、土曜日は全国紙(これは、土曜日コーヒーを飲みに行くところで目をとおしている)。というのは、なんとなく社会から疎遠になっているという不安に最近かられているからである。そして、やはり新聞に目をとおすことが好きだ。日本の家族親戚はみな新聞が好きだった。地元紙の社説欄はニューヨークタイムズやワシントンポストなどのものを掲載していて、レベルの違う視野にたったものを読むことが一応出来る。そして、木曜日はニューヨークタイムズからの流行情報。これは最近の社会傾向をとらえていて時にあほらしくもかなり新鮮。
そして、ローカルニュースは3面記事みたいなもので、悲しくもおもしろいのである。

Sunday, December 02, 2007

"Not Buying it, My year Withoug Shopping", Judith Levine

12月2日、昨晩からみぞれ交じりの積雪15cm。朝一時間ほど雪かき。

実は去年数回読んだ本。再びクリスマスシーズンを迎えるにあたってまた借りてきた。NYCとベルモントを基点にしているジャーナリストがパートナーのポールとともに自分達の消費習慣にチャレンジし、この1年嗜好品は買わずに日用必要品だけの買い物に徹底すると宣言。そして、その苦悩(?)と葛藤、そして市民社会への目覚めを日記形式で記す。

まず、買い物に行くと、これは本当に必要だろうか?と自分に問い掛けることを心がける。これは好きな映画、CD、雑誌の購読、洋服、そして食料品等々に及ぶ。数ヶ月するとれがかなり苦痛になるようだ。欲しい、、、でも、、という葛藤と同時にアホラシイ自問にうんざりするらしい(これは3ドルと2ドルの同量の缶詰に出くわしたときにも及ぶ)。

結果、毎回のスーパーマーケットでの消費金額が大幅に減り驚く。買い物をするという時間が大幅に削減されて、その時間がボランティア活動等他に利用された。更に、身近にありながら利用する事のなかった図書館等の公共施設等への利用によって、自分達の一市民としての意識が高まり、持つものと持たないものによって差の生まれる個人所有偏向社会(確かに所有する事はウレシイ)からイコール共生社会の存在に気がついた。中でも美しくも苦肉のエピソードは彼女のバレンタインデーのポールへのプレゼント。赤い紙を利用して沢山の赤いハートを切ってあふれんばかりにマッチの空箱に詰め込んだ。なかなかオリジナリィ溢れるステキなものだと思うのだけど、日本の感覚だと子供のパパへのプレゼントだろうか。。。

さて、例年クリスマスはいとこ一家と過ごすのだが、そのプレゼントの多さに驚く。そして、ブランド志向の母親同様テーィンエージャー達はプラダ、コーチとかブランド品をわんさとプレゼントされ、さらにポータブルDVDプレーヤーだ、コンピューターだ、テレビだときりがない。クリスマスツリーの下には総額数千ドルの品が収まりきらずにリビングの床にも裾野を広げている。それはそれで楽しい思い出でよいのだが、毎年プレゼントする側は何をプレゼントしようかとかなり悩む。。現に今、悩んでいる。これは、逆にも言えて、彼らが私へのプレゼントにも悩んでいるのがはっきりとわかる。結果、去年とおととしと続けて、沢山のプレゼントのほかにもおしゃれなブティックのショッピングカード(商品券みたいなもの)をもらった。ジュディスとポールのごとく物を増やさないというダウンサイズ傾向にある私は、なんとその2枚のカードを未だ使っていない。一つのお店はもう閉めたそうな。。えええ、、とショックが大きかったが、この親会社のブティックの方でまだ使えるとのことで安堵。でも早く使わないと、そのオシャレなお店で売っている服など着ることのできる年齢ではなくなってしまうかもしれない。。このカードを使って今年のクリスマスギフトを。。などとも脳裏をよぎるが、なんとなく情けないというか非常なる矛盾を感じる。

ということで、今年は自分から欲しいCD、DVD、本を希望するからと伝えた。そして、但し書きに、そのリストに並ぶ10くらいのものが全部欲しいのではなく、その中の一つでもいいこと、そして、他には何もいらないからね!という念押しが必要に思う。皆買い物という社会行動が好きなのである。