Saturday, April 28, 2012

バンクーバーに行く、4月17日~4月22日

1987年にカナダに初めて到着した土地はバンクーバー。そしてカナダ横断鉄道にのり、途中バンフからジャスパーへとカナディアンロッキーを観光し、そこからモントリオールへと列車の旅と続けた。その後、数度仕事でバンクーバーを訪ねたものの、いつも夏。4月のこの時期に訪ねるのは、87年以来。やはり、バンクーバーは美しい。そして、この時期の木々、花々の種類の豊富さは、東京のそれを思い起こさせた。
バンクーバーの中心地は、公共の交通網を使うのに持ってこいのサイズ。プラス、歩き回るのに最高。5時を過ぎると、湾岸の散策道に、自転車に乗る人、走る人、そして歩く人と、人があふれる。商店街的な街づくりで、オンタリオ州にみられるような大型点は近くになくみな歩いての買い物。まるで日本。われわれも連日20kmほど歩き回る。

どうりで太っている人を見ないわけだ!オンタリオで、また会社内でみるような振っている人をみたのは空港と、観光地。ヨガ用の服で大人気のルルレモンの発祥地がバンクーバーというのはうなずける。

バンクーバーの住宅

レガッタの練習

フェリー乗り場、美しい山並み
オリンピック会場となったウィスラー

Monday, April 09, 2012

"The Attack", Yasmina Khadra,を読む

イースターの連休。晴れ、気温16度まであがる

アルジェリア人作家のフランス語からの翻訳。日本語では「テロル」という題名で出ている。普遍的な日常生活から、突然、自分とは全く縁のないと思われた世界へとどんどん巻き込まれている。途中、これで一応終結する、と希望をもちながら読み続けるものの、宿命的な結末にいささか呆然となる。

イスラエルとパレスチナの政治的な背景のもと、結局アラブ人であるということは、宿命的なものなのだ。。放浪民族ベドウィンであるパレスチナアラブ人社会は60年代に、伝統的な部族社会から、都市に密着して生活を営むアラブ人たちへと変遷を迎えたらしい。でも、結局、人間、自分はどこに根があるのかというところに戻るんだなぁ。
内戦や独立運動で若くして命をなくす若者のニュースを聞くと、一方的な見方かもしれないけれど生まれた国と時代が違うということで生き様がこんなにも違うのだ、、、と思うと心が痛む。

ウェランド運河でカーディナルをみる

高速道路下を通り、橋が開く
運河に船が入る