語注、解説、鑑賞、年譜が、戦争体験を理解するのに大いに役立った。こんな話を書くことのできる戦争体験小説家はもういないのでしょうね。となると、過去の作品を読むしかないということか。。裏表紙に、戦争の中での個人とは何か。戦場における人間の可能性を問う、、と書かれている。アメリカ兵を目前にして射たなかったのはなぜかという心理描写、そして若い衛生兵が殺される「襲撃」、,うぅぅぅ~、ここまで自分を追いつめるか、、ここまで書くのか。。。
「捉まるまで」を読んでいると、並行して読んでいる「ロビンソンクルーソー」の話題がでてきた。脱出計画をSと練っているときで、ロビンソンクルーソーの孤島でのサバイバル体験に当てはめたようだ。解説によると、1919年、大岡昇平が10歳の時に原因不明の高熱で入院し、その入院中に乱読したものと一つとある。
友人の別荘にて。新雪の足跡 |
札幌に住む友人のいうスノーエンジェルというものを新雪でやってみた |