Monday, November 24, 2008

メットオペラ;ドクターアトミック

11月8日の上映。地元の映画館は相変わらず観客数20人強。このままだと、来シーズンの上映は難しいかも、、と気をもむところ。

オペラのタイトルドクターアトミックは、原爆開発のマンハッタンプロジェクトの責任者であり科学者でもあるロバートオッペンハイマー(J. Robert Oppenheimer)を指す。このコンテンポラリーオペラは、1945年のニューメキシコでの原爆実験までのオッペンハイマーの苦悩とその政治的背景をつづる。

宣伝予告で観た時は、通常のオペラの愛と憎しみと狂気(?)なるもは見られず、今一乗り気のオペラではなかったのだけど、以外や以外、これがなかなかよかったのよね。なんでも、彼らの歌う歌詞は、あるものは残された記録文書のものにメロディをつけるというかなりユニークなものだったらしい。定番オペラではなく、こうしたコンテンポラリーなものに取り組むところはさすがだなぁと思う。

マルコムグラッドウェル待望の3冊目出版!!出版記念をかねて世界中ひっぱりだこ

今年は冬が早い。今日は霙。ガソリン料金はリットルあたり76セント。あれよあれよというまに一時の高値から60セントも下がってしまった。

本のタイトルは、"Outliers; The Story of Sucess"。アウトライアーとは、常道から外れるといった意味をもつ科学用語らしい。例えば、パリの夏は暑い、でも仮にパリの夏に雪が降るとすると、それはアウトライアーとなるわけ。

サブタイトルが「成功物語」というちょっとぱっとしないもののような印象をうけるけれど、そこはマルコム、成功者の秘訣をその生い立ちをたどるのではなく、データをもって分析する。たとえば集中度10000時間がどうも成功の分岐点のひとつらしい。

ということで、今週は英国で、来週はカナダのトロント大学のビジネススクールで講演(参加費31ドル、会社早退していこうかしら。。)。CNNのインタビューもうけたりと、もうもてもてです。

なんでもデイジーにこの本を捧げるとなっているらしい。インタビューによると、これは母方のおかあさんとのこと。今回のあとがきでしっかりと確認したいことは、Katherine Lyodという名前が再びでてくるかどうか。2冊目のBlinkのあとがきで、わずか1行の文章で彼女の名前がでている。なんでも執筆中のマルコムの健康と日々の生活を気遣ってくれた人らしいのだ。。。