Monday, December 23, 2013

停電

この週末、46時中のみぞれのあと気温が下がり凍りついた木の枝が折れて電線に倒れ、トロントを含む周辺で35万世帯が停電。今もまだ復旧していないところがある。

我々のところも日曜日の朝9時過ぎから夜の7時まで停電。常に電源につながっているコンピューターやテレビ、お掃除ロボットルンバも停止。久しぶりに本当に静かな時を過ごしたという感じ。お昼ごはんをかねて外出し、写真をとる。
昼間の明かりで、本を読み、ピアノを弾き、夕方は、ろうそく2本をたて、どなたかから譲り受けたカートリッジのコンロで、白滝なしのすき焼きを食べる。夕食後、さすがに真っ暗で、どうする?ということで、映画館に足を運ぶ。アメリカンハッスル、というこの週末公開の映画を見る。久しぶりにおもしろかったな。

氷のはびこる窓ガラス。
午前9時前くらい










Friday, November 29, 2013

A Moveable Feast, Ernest Hemmingway を読む

今年は冬の到来が早い。というより、ここ数年ずっと暖冬だったというべか。。。今年は、ホワイトクリスマス確実そう。

ヘミングウェイが、1920年代パリで過ごした日々をつづる。パリは文化の中心で、作家、画家がカフェでたむろする。スコットフィっツジェラルドの繊細ではかない様子がうきでてくる。

去年の2013年公開されたウッディアレンの映画、”ミッドナイトインパリ”の中で、若いアメリカ人作家が20年代のパリにタイムスリップする。その時代はまさしくこの本と同時代同時期で、同じ登場人物。そして、飲んだくれで野暮なヘミングウェイがいる。

パリに来る前はどうもトロントでジャーナリストとして生計をたてていたよう。はじめてヘミングウェイの作品を英語で読んだ。一気に読み終えたけれど、結構一つの文章が長いな~~。

20年代のパリは素敵だろうな~。デジタル時代の到来からもまだまだ遠い時代。それでも、映画では、あれは誰だったか女性がベルエポックの時代のほうがずっと素敵、その時代に生きたかった、、、というせりふもある。

Monday, November 11, 2013

Midori を聞きに行く

11月11日、積雪

11月8日金曜日の夜、トロントにミドリの演奏を聴きに行く。確か10年くらい前にもトロントで聴いた。
とってもよかった。スイスの作曲家のBloch 。20世紀の作曲家のミドリの演奏が好きだ。どれもこれも技術的に高度なものばかり。ピアニストもフォーレあたりで顔をぬぐっていた。。疲れるよね~。また、アンコールも2曲もしてくれてサービス満点でした。

ミドリも42歳。五島事務所という会社をもち、演奏曲目の解説も書いている。


Midori with Ozgur Aydin, Koerner Hall
プログラム
Wolfgang Amadeus Mozart:  Violin Sonata No. 25 in F Major, K.377
Ernest Bloch:  Sonata No.2 for Violin and Piano, "Poeme mystique"
Paul Hindemith:  Sonata in E Major
Gabriel Faue:  Violin Sonata No.1 in A Major, Op.13
Franz Schubert:  Rondo for Violin and Piano in B Minor, Op.70, D895, "Rondeau Brillant"


Saturday, November 02, 2013

日本航空とアメリカン航空の旅

冬時間に変更。明日はは晴れ。最高気温4度の予報

日本から戻ってきた。
行きは、トロントからシカゴ経由で成田。これはアメリカン航空との共同運行の日本航空。帰りも同じかと思いきや、今度はJALと共同運航のアメリカン航空。以下にJAL、アメリカン(AA)、いつも使うエアカナダ(AC)の比較

1.乗務員
JAL: きれいな日本人女性。英語を話す中国人と思われるイケ面にいちゃん(多分)
AA:アメリカ人中年おばさん、おじさん。片言日本語を話せる日系3世かなと思われるおじさん(多分)
AC:現地採用の日本人女性、その他いろいろカナダ人

2.乗務員態度
JAL:お客様に快適な旅を経験していただくという姿勢と笑顔(笑顔は皆同じでちょっと気持ち悪い)。雑談は最小限。
AA:とりあえず仕事だから食事を配るという感じ。乗務員控えでは常におしゃべり。まぁ、うるさいこと。
AC:日本女性は、JAL乗務員のレベルが頭にある、でも、そのレベルには程遠い。おしゃべりはちょっとあるかな。

3.ベジタリアン料理
JAL:パスタ。ちょっとがっかりレベル。
AA:他のお客さんにとられちゃった
AC: 一般の乗客よりいち早く届けられる。パスタ、野菜、となかなか良い。

4.ごみ集め
JAL:コップ等、トレイに受けて片付ける
AA: ゴミ袋を開いて歩き回る。乗客が直接乗務員のもつゴミ袋にポイ
AC:とりあえず、トレイに受けて片付けていたと思う。

5.頭上の荷物
JAL;小柄な乗務員が頭上の荷物入れのカバーを閉じる
AA:乗客に、いっぱいになったら閉じて下さ~い、とのアナウンス。
AC: 乗務員が閉じていたと思う

まとめると、久しぶりのJALへの期待が大きかったのか、それほどの感激はなかったかな。ACは、なんだかワサワサとした感じがあるのだけど、お料理も良かったような気がする。他、頻繁にお水とかのサービスがあった。アメリカンとなると、やっぱりダメだね~、という感じ。


Monday, September 30, 2013

今年の家庭菜園の収穫

今年のハイライト

1.6月下旬から7月にかけての絶え間ない雨のため、トマトがうまくそだたなかった。
2.はじめての試みのビーツは大成功。簡単で、Gがいっぱい酢漬けを作った。また、葉っぱも美味しい。
3.さやいんげんは今年も鹿かウサギに、芽が出てきたと思ったら食べられて、収穫は10インゲンほどという情けなさ
4.イタリアンパセリとバジル収穫。バジルでジェノバソースを作り大成功。ハーブ代節約に貢献!
じゃがいもは今年いっぱい買うことはないかも

いちばんきれいに出来たナス


霜を心配して収穫した青いトマト、そしてきれいなにんじん

紫たまねぎ、なす、プチトマト

9月15日ころのひまわりかな?みな頭がさがっちゃった


"The Lives of Others"善き人のためのソナタ、ドイツ映画をみる

すっかり遅くなっちゃった。。

3連休の中日。連日雨の予報だけど、日中は幸いに晴れている

金曜日仕事の後、Gと一緒にピンポンをする習慣がついてかれこれ半年。この金曜日、ジムの新しいインストラクターの女の子が、あの東ドイツの信号のシャツを着ていて、ドイツの話となった。彼女も3年前に2ヶ月ほどドイツを旅行したとのこと。そして、ドレスデンには、あの信号マークの女の子版もあることを知った。

そうしたらこの土曜日、テレビで2006年のドイツ映画をやっていた。2006年の外国語映画部門でオスカーを獲得した映画とのこと。英語タイトルは、多分ドイツ語からの訳で、日本語タイトルは、映画の中で、反体制派の作家から主人公の作家へ手渡される音楽の楽譜の名前。そして、ゆくゆくは彼の本のタイトルとなる。日本の映画広告をみると、自由な思想、愛の言葉、美しいソナタ、、、とある。なんだかはがゆい形容詞が並んでいる感じ。実は、社会主義下での暗いイメージ、社会システムによって作られた冷血さが感じられるちょっと怖いと思うところもある。

結局、人間は、文化なしでは生きることはできない。そして、音楽って人間の心に響くものなんだ、、。

レーニンはベートーベンの熱情が好きだったらしい。でも、この音楽を聴き続けると革命を達成することは出来ない、、、といったという話が、この監督のこの映画を作るきっかけになったということである。

Saturday, August 31, 2013

メットオペラ:ロベルトルパ-ジュのニューベルングの指環ドキュメンタリー

カーレッドホッセイニ読後、退屈して、テレビをつけたらPBSで2010-2011年、2011ー2012年メットシーズンのワーグナーのニュベルングの指環の舞台裏ドキュメンタリーをやっていた。

ワーグナーの超大作をシルクドソレイユのロベルトルパージュがプロデュースすると言うメットにとっての大きな賭け。オペラは進化していかなくてはならぬというメット支配人のピーターゲルブの経営方針による画期的な試みである。

「ラインの黄金」では、オープニング三日前のリハーサルで、最後のシーンの舞台装置が機能しない。そして迎えたオープニングの夜、やはりだめ。最後の最後に登場する歌手の代役のアクロバット陣営は、舞台下にロープでつながれ横たわって出番を待つけれど、そのままで幕がおりる。ステージマネージャーが、「だめだ、機能しない。どうする?。。。よし、そのまま終わりだ。。」という、冷静ながらもパニックを隠せない咄嗟の会話が聞こえる。オープニングから数日後の舞台リハーサルで、舞台設備が機能するのを確認し、今夜はニューヨークタイムズの評論家もくる。オープニングの不備の報復だ、、とピーターゲルブが舞台装置監督と話す。

「ワリキューレ」オープニングの夜、デボラボイドが、舞台登場。そして、すぐさま舞台装置の上ですべって転ぶ。裏方は、ライブは常に予期しないことが起こるもの、とさすがに冷静である。舞台前の控え室でデボラは、緊張した様子を隠せず、何でこの役をひきうけたのかわからない、と、カメラに向かってつぶやく。ワーグナーのリングでロベルトルパージュの新プロダクションなんて、エベレストに上るようなもの。。。と真っ青。オペラの舞台ではみたこともない巨大ばサーカス舞台とも思える舞台装置。ラインの黄金では、ラインの乙女達が宙に浮いて歌う。リハーサルで、ロープで支えられている一人のソプラノは、「怖い。立ち上がれない。」と、数メートル下から見上げる関係者に嘆く。高所恐怖症じゃだめね。
また、バスバリトンのアルベリッヒ役の大男もリハーサル中に不安定な舞台装置が安全じゃないといってあわや舞台拒否するような場面もあり、関係者数人が歩み寄り、ココはロープを使っているので揺れる感じがあるけれど、至って安全であると、強調する。そして、さらにのろわれたかのように、メット指揮者のラビーンが病気で降板、そしてジークフリート役のテナーがオープニングの4日前に体調を崩したとキャストから外れる。
急遽代打の副指揮者のイタリア人のファビオルイジがリハーサルに現れ、ルパージュとフランス語で、とっても複雑だ、、と不安を隠せない様子。

2時間あまりのドキュメンタリー。このドキュメンタリーは、プロジェクトマネージメント例として最高じゃないかしら。

メットで働きたいな~。

Tuesday, August 27, 2013

"A Theft", Saul Bellowを読む

半月の夜。雨。

ソールベローの短編。「泥棒」。14番目の作品だそう。ソールベローの小説は知的で格式が高く、かなり注意して読む必要があると思うのだけど、この作品は、単語も難しくなく、一気に読める本。

4回の結婚暦のあるニューヨークに住むキャリアウーマン、クララが、恋人(大統領の側近の一人ともなりそうなキャリアの男)に買ってもらったエメラルドの指環を2度なくす(そして2度とも戻ってくる)。指環を彼に買ってもらう、なくす、みつかる、またなくす、そして見つかる、という過程で、彼女の心の揺れを描き、彼女自身が真実を見出すといった話かなぁ~。こう書くと、かなり軽い話のようだけど、ソールベローの品のある洞察力、表現力は確かに終始感じられます。

そうね~、軽く言うと、ウッディアレンの映画の主人公アリスがキャリアウーマンになったような感じかな。ウッディーアレンがこの本をヒントにしてロマンティックコメディ映画にしたら、なんてちらと思ったけれど、ソールベローファンに怒られるかなぁ。

Wednesday, August 21, 2013

日本のニュース

昨日は満月。また夏らしくなった。

川崎市の職員8人が電車に座りたいがために無断早退を繰り返し、上司を含む計10人が文書戒告を受けたとのこと。これを受けて、自主的に早退した時間分のお給料を年5%の利息をつけて返還したというニュースを読んだ。この背景にはお昼時間が45分から1時間に延びたために、退社時間が5時から5時15分になったことが影響するらしい。

これって、無断早退したことがニュースなんだろうか、それとも自主的にお給料の時間分返還したということがニュースなんだろうか。。

長い通勤、電車に座りたいよね。。。


サイクリングの後リバーサイド公園でピクニック

マウンスバーグ保護駆でのオスプレイ一家の巣

Saturday, August 10, 2013

父親と息子の関係

晴れ、気温24度

会社の同僚の親子関係を聞くと関心する。特に父親と息子がとても良い。たとえば、40代前半のケビンは、週末にお父さんと航空ショーに行ったと自慢する。また、40代半ばのジェフは、この週末70歳のお父さんの誕生日に一緒にゴルフをするという。また、特に多いのが、父親と家のリノベーションを一緒にするというもの。

思うに、地理的に、大人になった今も父親が車で30分くらいの距離のところにいるということが、一緒に行動することを可能にさせている要因のひとつだとは思う。でも、やはり、親子関係が、父親と息子という縦の関係ではなく、仲の良い男友達という横の関係で育つからだと思う。そして、職場と自宅の距離が近い、仕事とプライベートの時間が明確であるということから、父親が子供と一緒に過ごす時間が日本のそれと比べると圧倒的に多い。

ホッケーママやホッケーパパの子供への情熱はすごい。特に、トップレベルの小学生のホッケーチームに入ると、朝練、夜の練習、週末は地方で試合。また、週末のみならず金曜日に試合ということがままある。ホッケーママパパはいわゆる運転手。ホッケーの練習、試合日程に沿って、彼らは走る。3人の同僚は、それぞれ男の子ばかり3人子供がいる。週末となると、一つの試合会場から次の試合会場へと車を走らすそうだ。必要とあらば、ママとパパは別々の試合会場へ赴く必要あり。すごいエネルギーだと思う。そのホッケーパパの一人であるロブいわく、僕が子供の時、親父もそうしてくれていたって。ちなみにロブは男ばかりの4人兄弟の長男である。

Sunday, August 04, 2013

”And the Mountains Echoed”, Khaled hosseini

気温22度
この連休夏風邪にやられ、ひたすら本を読んでは寝る

「カイトランナー」、「千の輝く太陽」の作者、カーレッドホッセイニの新作。春先に新聞で、ニューヨークでサイン会を開き、出版社は、この夏休みの大ヒットと太鼓判を押していた。そして、期待を裏切られることなく、一気に読み終える。平和な国においても貧しく政治的に不安定な国においても、色々な形で家族は離れ離れになる。それは、歴史のなす術でもあり、個人の選択でもある。読者のみが全ての登場人物の過去を知り、想いを知る。。最後は、本当に登場人物に語りかけたい気持ちになったなぁ~(泪)。

新聞記事によると、カーレッドホッセイニは、医者。子供のころは貧しくて、貧困から脱却するには医者になるしかないと思ったとの事。

ベストセラーのカイトランナーを読んだ人は結構周りにいるようで、”And the Mountains Echoed”の裏表紙にあるカイトランナーの書評見出しをみて、カイトランナー読んだ?と声をかける人が何人かいた。

Tuesday, July 16, 2013

ヒューロン湖で泳ぐ

2013年7月15日、32度。

Gのやりたいことの一つは湖で泳ぐこと。自宅からヒューロン湖へのドライブは150km強で、オンタリオ州南西部の酪農畑作地帯を走る、私の好きなドライブコース。最初にドライブしたのは7年ほど前、あまりに気に入って、一週間に2回も往復したほど。以前は、子牛を入れる白い子牛小屋みたいなのがよく目に付いて、友人と、ドナドナの世界だね、って。でも、今回は何故だか殆ど見かけない。

ヒューロン湖は広く、青い。夏休みということで砂地のビーチでは若者、家族が集う。我々は、ぐっと人口密度の減る、少し岩場のビーチ。水面下20cmくらいまでは暖かいけれど、手を下ろしたまま水の中にいると、冷たい水の流れを感じる。週末にはトライアスロン競技会が合ったらしいのだけど、水温が10度ということで水泳はとりやめになったとか。

この数日真夏日で、11時から4時まで静かに冷房のきいたっ場所で過ごすようにという注意が促されている



ナイアガラオンザレイクでサイクリング

7月14日、31度

夏休みのやりたいことの一つがナイアガラの滝からナイアガラオンザレイク間に続くサイクリングロードでサイクリングすること。約10kmのサイクリングコースがナイアガラ断層沿いに整備されていて、深く茂った木々が心地よい日陰をつくってくれる。往復20kmを自転車でこぐ自信はないので、中間地点からの往復。途中、ピクニックテーブル、またバーベキューグリルのある場所もあり、3世代家族そろって夏の日を楽しんでいる。木々の間から穏やかに流れるナイアガラ川を眺めることのできる場所に、ちょこんとベンチがあったり、気が利いているなぁと思う。熟年オカップルがワインをのみながらランチを食べている。

ナイアガラの滝周辺は、人、人、人、だけど、滝から離れるにしたがって、人の数が減り、ワイナリー。果樹園、、と美しい風景が広がる。こうした空間は、日本の観光地では得がたいものだと思う。お土産やさんの数を制限したら、美しい日本の景観が損なわれずにすむのではないかしら。。

サイクリング前の腹ごしらえ。家庭菜園のリーフレタス、Gの焼いたパン

サイクリング終了。ひとやすみ。。

ライダーには最高のお天気

気持ちいいい~

Monday, July 15, 2013

インド系エジプト人、ショエイブ

7月14日、日曜日。晴れ、気温31度。

会社で雇うエンジニア、IT関係の人材は7年前までくらいは圧倒的に中国系カナダ人がその数を占めていたけれど、ここのところは、インド、パキスタン系がその数をぐんと増やしている。

私達のグループのデータベース管理のショエイブは、お目目くりくりのインド系エジプト人で、育ちのいいお金持ちお坊ちゃん風。そして、実はお坊ちゃん!去年秋に、同じインド系の女性結婚。結婚式は、ロサンゼルスで執り行われ、とりあえず、我々にも案内状が送られてきた。Eメールのメッセージは、ロサンゼルスだけど、もし、出席できるようであれば是非来てねって。結婚式の写真は、マハラジャ風の新郎とインド映画女優の新婦。友人知人親類は世界各地に点在しているとのことで、ドバイ、アメリカ、エジプト、カナダ等々、各地から集まってくれたという。

男3人女一人兄弟の長男。中学からカナダに移住し、大学、大学院とアメリカで勉強する。弟の一人も、アメリカの大学でMBAを終えたばかりという。両親は、移住後、やはりエジプトのほうがいいということで、数年後エジプトに戻る。結婚前は、兄弟みなパパが買ってくれたと思われる新興住宅地の一軒家に一緒に住み、結婚後は、どちらかの両親が買ってくれたと思われるその近所の一軒家に住んでいる。ショエイブのママは、毎年、6月から9月にかけて滞在し、ビジネスマンのパパは2週間ほどやってくる。

週末どうだった?なんて聞くと、トロントのブランド品の並ぶショッピング街に行って彼女にグッチのハンドバッグ買ってあげたって。彼女ブランド品が好きだから、ちょっと大変なんだ、なんてお目目くりくりで言うけれど、全然大変じゃなさそう。

父親は、大型船舶会社の幹部で、一時ソマリアの海賊にのっとられた石油タンクの救出の交渉にもあたった一人らしい。既に過去のことのせいか、結構大変だったみたいって、ニコニコ顔で話してくれた。最近のエジプト政権の混乱は、お父さんの仕事に打撃のようで、ドバイ、サウジアラビア、またはモロッコに会社の拠点を移すかも知れない、とのこと。

先週ラマダンに入り、同僚のパキスタン系エンジニアのアティフとなにやら話している。彼らの母国語のウルドゥ語で、ペルシャ語とヒンズー語をあわせたような言語とのこと。家庭では、特に親とはウルドゥ語で、兄弟とは英語との混合会話になると。読み書きの能力は、かなり限られていて、それは、こちらで生まれた日系カナダ人の子供達と同じ状況のよう。

エジプトで育ったのなら、じゃ、アラビア語もわかるのね、っていうと、ううん、アメリカンスクールに行ったから、アラビア語は殆どだめなのって。。。

ほんとにお金持ち。。。

赤カブ収穫

Friday, July 12, 2013

夏休み

7月12日、気温28度。やっと晴れる

連日夕方から夜中に雨が降り、朝起きると湿気が多く、外気がもやっているという日が続いていたけれど、やっと晴れ。トマトは地面が乾かず、晴れ間もないせいか、ちょっと病気気味。。皆の畑を見ても同じで、下の方の葉がかれてきている。。。今年はトマトダメかも。。。

今日7月12日金曜日、来週いっぱい職場の夏休み。うれしい~!!この3ヶ月プロジェクト準備、そして、この一週間はフェーズ1がどうにか無事終了。よかったなぁ~。夏休みがあけるとフェーズ2に突入。昨日はいささか興奮気味で、うまく寝付けず(情けないのぉ~)。夜中2時くらいに目がさめたので、台所にいってちょっと日本酒を飲んで、再びベットに。昨日、よく眠れなかったとGに言ったら、飲んだでしょ~、って。そうなんです、夜、寝つきが悪いと飲むのです。

明日は、アンセムアダムスの写真展をやっているという美術館に足を運ぶ予定。散策できる広い森もあって、なかなかいい美術館なのよね。
なす

ちょっと元気のないトマト

コリアンダー:ヒヨコマメ、セロリ、パスタ、にんにく、でいためるメニューが大当たり

Saturday, June 08, 2013

週末の小旅行B&B

5月31日~6月2日、カナダの最南端へ

車で約3時間強の運転で、カナダの最南端にあるピリー国立公園へ。季節柄、色々な野鳥を見ることができるということで、野鳥愛好家に人気がある。つい1週間前にラジオでも話題になり、のんびりしていたら、ホテルはいっぱいで予約がとれないという。ということで、キングズビルという街のB & B に友人夫妻と一緒に2泊する。
ココが最南端

最南端から歩いてきた方向を見る

このKingsvilleという街は、トマトの産地で、ハインツというケチャプ工場がある。そして大規模温室で栽培される農作物とワインが地場産業で、2万人強の人口の町がとてもうるおっている印象を受けた。気候もカナダの最南端なので温暖。2月に、芝刈りをしたというからワインの産地で比較的温暖といわれるナイアガラオンザレイクよりも暖かい。そして、何よりも、ナイアガラのように観光地化されていなくて地元住民の町という自然体の町だ。

湿地帯の散策道
宿泊したB&B;裏庭にプールがある
 
大型農業経営が成功しているようで、農家の家はどれも豪邸。このあたりでみる豪邸のスケールをさらに越えている。一方で、そこで働く労働者は殆ど移民か外国からの季節労働者と見受けられる(中南米系)。去年だったかペルーからの季節労働者が中型バスでの移動中に交通事故にあい、数人が亡くなるという事故があった。こうした外国季節労働者の存在は暗黙の了解というか、殆ど話題になることがないので、カナダの現実を知るようでちょっとショッキングなニュースだった。

地ワインのピリーアイランド銘柄のワインは、オンタリオワインでは銘柄で、今回赤ワインを飲んでみたらとっても美味しかった。年中、地元の野菜が食べることができて、地のワインもあり、観光客が津波のように押し寄せることもなく、比較的のんびりと生活できる。大通りは3区画くらいの小さいものだけど、これはうまい!というレストランもある。エリー湖もすぐで、国立公園も近く、野鳥もやってくるし。飛行機にのるとするとデトロイトから乗ることができる。これって老後の生活場所としてはサイコーじゃないかしら!

文化的なもの??メットオペラが見ることのできる映画館があるかどうか、、これは調べる価値がある。

Sunday, June 02, 2013

家庭菜園2013

気温が下がって18度。

今年は5月20日に早速家庭菜園の準備にとりかかる。すぐさま警察署に届出を出したため、雨水タンクの近くの一等地を得ることができた(水やりはホースではなくじょうろでの往復なので距離が近いと楽)。今年は一区画にとどまらず、二区画。Gはやる気マンマン。

今年の野菜は
トマト、プチトマト、レタス、ラディッシュ、ビーツ、にんじん、ナス、きゅうり、ズッキーニ、玉ねぎ、インゲン、そして、じゃがいも。ちょっとハーブも植えてみた。先週は雨で、1週間後無沙汰し、今日みたらにょきにょきとでてきてる。これから、晴れの日が続くと、水やりと、雑草とりに夕方はおわれることになるなぁ~。
お天気の良い5月26日。左側二区画確保

5月11日。森林散策。ツバメ。

Sunday, March 31, 2013

ガチョウが逃げた

3月31日、オタワから戻る。昨日は12度、今日は5度くらい。

オタワでは、Gの妹さんのCところに泊まる。彼女のご主人Aおじさんは牛、羊、鶏、豚を飼っていて、滞在中には色々とおもしろいことがおこる。

土曜日の朝、3羽のガチョウをもらって来たといって、トラックからおろしたら、早速3羽とも逃げ出したということで、G、C, A そして私の4人でガチョウを追いかけた。1羽はすぐさまAおじさんが捕まえて柵に入れたとの事。そして、2羽を追いかける。このガチョウ、空高くは飛べないものの、低空飛行で私達との距離を広げる。Aおじさんの指示のもと、両腕を広げて、壁を作る感じで、ガチョウを柵の中におびよせるという作戦。そっと、そっと。。。2羽とも柵の中までおびきよせたところで、そのうちの一羽がまたまた柵のしたをくぐって逃げる。二兎追うものは一兎も得ず、ということで、Aおじさん、とりあえず、一羽ずつやる!といって、一羽の首根っこを捕まえて、小屋にほうりこむ!ひえ~、そこでおとなしくしてろ~!!って感じ。最後の一羽はテクテクと100mほど歩き、歩道に出て行く。Aおじさん、入り口までトラックを走らせ、追いかける。。一度飛びついたものの、難なくガチョウにあしらわれる。やっと、どうにか敷地内におびき寄せ、私も両手を広げてガチョウと一緒に歩く。そして、最後は、うまくおびきよせて、再びAおじさんが首根っこつかんで、小屋につっこむ!一件落着
遠からず、近すぎず。。

おさわがせなガチョウ
 おじさんのところには鶏も沢山いて、今回は卵洗いを手伝った。朝60個夕方30個くらいの収穫がある。
一個も割らず洗い終えた


この週末はイースターということもあり、1ダース約300円弱の卵を求めてご近所さんが買い物に来てました。
 

Saturday, March 16, 2013

イングランドプレミアサッカーリーグ

曇り、雪がまだちらつく。。

日曜日の朝、イングランドプレミアリーグのサッカーの試合をテレビで見る。通常のケーブルテレビ料金に追加料金を払っての契約。マンUとアシュトンビラ、チェルシーのファンかな。でも、お気に入りは、前半終了と試合終了後の解説者の説明で、アメリカやおそらく日本の解説者のように、きゃあ、きゃあ、興奮することなく、選手の動き、チームのフォーメーションを丁寧に説明する。なるほど、そうだったのか、とうなづく。3人の解説者は、地味な背広姿で、試合に関して討論するといってもいいくらい。まるでニュース解説者の趣があり、英国でのサッカーに対する敬意を感じないでもない。

マンUに日本の香川選手が登場する。デビュー当初は、なんとなくシャイで、チームにとけこんでいるかなぁ~と心配だったけれど、この間のハットトリックでルーニーが抱きついていった姿をみて、慣れてきたかな、、と観ている。

ゴールを決めたら、走り回って、叫んで、ガッツポーズでも、と思う反面、(テニスのジョーコビッチのようにシャツを切り裂いたりするようなポーズは避けてほしいけど)。そんなポーズをとると、日本人らしくない、と思われるだろうか。。。

先週末はプラス14度まで上がり、ナイアガラから30分ほどはなれたところにあるアルビオンの滝に行く。雪解けがすすみ、滝というより、土砂がごうごうと流れているという感じ




Saturday, January 26, 2013

デッサン

市の図書館の主催する水曜日の夜の10週間のデッサンのクラスをとっている。過去2年もこの10週間のコースを取ったので、今回は3年目。でも、全然練習しないので、かなり下手。会社の友人Hさんも誘って一緒にやっている。彼女は油絵もやっていてかなりうまい。

1週目の先生との会話(箱のデッサン)

先生がHさんのものをみて

先生:お、いいね。デッサンやったことがあるね。なんで、初心者クラスにきたの?
Hさん:他に適当なクラスが見当たらないし。クラスでもとらないと、何もしないから。別に初心者クラスでもなんでもいいの。
先生:そうか。じゃ、君には他にもプロジェクトをあげるよ。

先生が私のものをみて

先生:どお?
私:ここんところがうまくかけない。
先生:練習する時間はいっぱいあるから、心配ないよ。

だって!

まさに、その通りなんですがね。

去年の先生はファビオ。彼は、チャコールなどを使い、ぼかしたりする手法を教えてくれた。でも、私は、じっくりと観察して描くという今年の先生ジェフのほうが好きだ。彼のクラスは幾何学を思い起こさせる。ジェフのクラスで必要なものは、安いデッサン紙と鉛筆、消しゴムだけ。箱や円柱や袋などを用いて基本を練習させる。光と影、濃紺をつけるということ、ちゃんと長さを測ること、そしてしっかりと観察すること。彼は、ぼかしは嫌い。2時間半はあっという間に過ぎてしまう。

そして、普段使わない脳の一部を使うようで、とってもいいストレス解消になっていると思う。

実は2年前の先生もジェフで、彼は、10週間のコース終了後、半年インドに行くといって、図書館での仕事をやめた。あまり言わなかったけれど、図書館での内部事情もあったようだ。

さて、今年戻ってきたジェフ。インドにいって心の迷いが消えたのか、それとも現実に戻る事を余儀なくされたのか。。。




2013年うっすらと積雪

1月26日、晴れ、マイナス12度

今週はこの冬一番の寒さで、最高気温がマイナス14度の日が数日続いた。風も吹いて、会社の駐車場は本当に寒かった。オフィスの中も寒かったなぁ。手が冷たくなるくらい。そして昨日は、ちょっと積雪があった。この週末からは、少し気温が上がる予報。
サンルームからの眺め

正面のあやしげなサテライトモーテル

2013年1月1日早朝8時30発の飛行機でドミニカへ。元旦早朝から空港にいるなんて、なんとも無味乾燥で、元旦という新年の門出を祝うという貴重な(?)一日を失った感じ。

ドミニカ太陽がまもなく昇る
年末は大雪の北海道。。。
単線の無人駅:一両編成の列車がホームにくる
雪国の生活って、本当に大変だなぁと思う。