Tuesday, June 19, 2007

ウルフォウィッツ世銀総裁と穴のあいた靴下

晴れ、午後激しい雷雨。気温28度。
最近は、側近の辞任と自分のガールフレンドの厚遇問題で、一段と極地においやられているウルフォウィッツ世銀総裁。The New Yorker 4月9月号におもしろい記事がある。彼はイスラム世界への感心が高く、イスラム諸外国を訪ねると、必ずイスラム寺院等に足を運ぶ。もちろん、アラビア語も理解する(他、仏、独、ヘブライ、インドネシア語)。父親は著名な数学者で、コーネルやコロンビアで教鞭をとっていた人であった。ウルフォウィッツ氏自身も純粋科学で身を立てる予定が、大学院時代の仲間の影響で、政治の道へ。ほんの1年の寄り道のはずが、今日にいたってしまう。1年政治を勉強したいと父親に言ったところ、父親はこれで息子の人生も終わったと思ったという。さて、その寺院を訪ねたときにちょっとした事件が。靴からスリッパに取り替え、そのスリッパをモスクで脱いだときに、両足の靴下の親指に大きな穴が!そして、ここで国際機関で奮闘する日本人、世銀欧州中央アジアの副総裁であるShigeru Katsuという人物が登場する。即座に、上司を守るべく、記者達と総裁の間に入り込んだが時遅し。しっかりと穴のあいた靴下の写真をとられてしまった。翌日のトルコの新聞は、穴のあいた靴下の総裁、頭取が靴下に穴、といった見出しで写真を掲載したとのこと。

一昔以上前になるが、北米人が日本人とビジネス提携するのに躍起になっていた頃、そのマニュアルの中には、お辞儀や名詞の受け取り方のほかに、清潔な穴のあいてない靴下を履いていること、というのが明確に記述されていた。私は、それプラス、お得意のカラオケソングを持参することということを付け加えたい。

Saturday, June 16, 2007

サラダ記念日ならぬマルコム記念日

晴れ、気温30度
友人から、昨日ウォータールー大学の卒業式で、マルコムに名誉博士号が授与されたから、実家にいるはずよ、との電話を受け、マルコムの家までジャスミンを連れて出発。そしてとうとう念願のマルコムに会う事が出来た!

そこには、素顔のマルコムがいて、彼の書くものからの印象とも、ビデオクリップで観る講演のときの印象とも違うマルコムがいた。そして、それは、2年前の地元新聞記者の記事から受けた印象と同じマルコムでることを改めて認識した。最初、どちらかというとマルコムのご両親との会話で話がはずみ、マルコムはそばで聞いていた。優しく賢明なご両親のもとで育った3人兄弟の末っ子。そこには、少しシャイなマルコムがいた。最近あまり記事を書いていませんねと聞いたところ、3冊目の本を執筆中との事。2009年出版予定だけれど来年早々には出来上がるらしい。2冊目Blinkを出版したときに、3冊目の執筆は急ぐ必要も無いからとコメントしていた事を指摘したところ、アイディアが浮かぶと書く事が出来るんです、と答えてくれた。本の詳細について知りたかったけれど、楽しみにしているという事だけを伝えた。本を書くという作業はかなり孤独なことである印象を受けた。

裏庭での会話は20分ほどだっただろうか。帰りはマルコムとマルコムのパパ、そして生後7か月の犬のグーグルが見送ってくれた。

次はいつ会えるだろう。

Wednesday, June 13, 2007

A Widow for One Year, John Irving

連日32度。晴れ。

映画名はThe Door in the Floor 邦題は「未亡人の一年」。家族の悲劇を抱えて生きる中年既婚女性マリオンと高校生エディとの出会いから始まる。実は、是非とも高校生以上の女性に読んでもらいたいと思っている。というのは、ここに、恋人を見きわめる一つの判断基準があるからだ。マリオンの娘ルスが成長してからも覚えている父親との会話がある。それは、絶対にオートマしか運転できない男を信用するなということと、どんなことがあっても脇見をして運転する男とはつきあうなという会話である。助手席に座る彼女と話をしていても、彼女に向かって話すような男はダメということ。私はこれはとても正しいと思っている。

Sunday, June 10, 2007

The Space between Us, Thrity umrigar、とジャスミンと菜菜子の関係

晴れ、気温26度。
確か作者はアメリカ在住のインド人女性。階級社会に存在する役割分担を明確に認識しながらも、ある事件から、その壁を乗り越えることが可能かもしれないという錯覚に陥ってしまう(つまり、話せばわかってもらえるのでは、というナイーブな感情をもってしまう)下層階級の老婆の家族と老婆が仕える上層階級の家族の話である。そして、それは、希望をもつことも許されず、永遠に埋めることの出来ない空間なのである。

この上層階級の家族はゾロアスター教信者。そういえば、歴史の教科書で、そんな宗教の誕生を聞いたなっと思い、パキスタン出身で熱心なイスラム教信者の同僚にゾロアスター教について聞いてみた。なんでも、医者とか弁護士とか本当にごく一部の階層の間で主に信仰されているらしい。この彼が、何かの折に、Life is not fair. といった。ふと、自分を振り返って、思いのままに事が運ばない事も多々あるけれど、人生が公正平等じゃないと感じた事は無いなぁと思った。かなり楽観的である。

ここしばらく、お友達夫婦とジャックラッセルの菜菜子ちゃんが仮住まいしている。体重35キロのシェパードジャスミンと体重5キロくらいの菜菜ちゃんの関係は、まさしくこの本のタイトルに匹敵。もう、威嚇することはなくなったものの、どうしても1.2m上、お互いの距離が狭まることがない(っと話がかなりそれてしまった)。

Friday, June 08, 2007

The Cider House Rules, John Irving, 小説と映画

小説に感動し、映画はどんなものかと図書館からDVDを借りて見たことがある。小説も映画の脚本もジョンアービングによるものだけど、2時間という映画の制約上、全く異なる話となって映画化されている。ジョンアービング自身、インタビューで、映画という特殊な条件下では、登場人物を削除したり、話の変更を余儀なくされると語っている。特に彼の小説は、ページ数にして500から600ページ、そして、だいたい30年から40年の時間が経過する。この時間を2時間に集約しようとするとどうしても異なる話にしなくてはならないのは致し方ない。小説ではメロニーという孤児院時代一緒に過ごした女の子の存在が大きい。しばらく空白の時間をおいて、小説の最後の最後に、そしてなんとも絶妙のタイミングで、メロニーが登場する。それは、小憎らしいくらいに巧妙な筋書きで、溢れる涙をとめようがないくらい泣かせる。サイダーハウスルールを読んだあと、続いて、A Widow for One year (映画The Door in the Floorのベースとなったもの)を読んだ。映画を見てみたい衝動にかられることもあるけれど、おそらく観ないであろうと思われる。

Wednesday, June 06, 2007

最近食べたもの

昨日の夜の気温5度、今日の最高気温18度、明日は31度の予報。

今日食べたもの:手作り桜餅2個、肉団子もち米巻4個、アボガドレモンしょうゆかけ、納豆、合挽き肉キムチ、にんじんゴマドレッシング和え、玄米混じりご飯2杯、お味噌汁、アスパラトマトピューレ和えソース、芋焼酎
昨日食べたもの:塩焼そば、にんにくオイスターソースアスパラ、にんにくトウバンジャン味焼き油揚げ、春巻き、豆腐ワカメスープ、スペアリブ塩胡椒味、プチシュークリーム
おととい食べたもの:和風・洋風スパゲティ、オニオンスープ、さいころステーキ、赤・黄ピーマンタマネギ酢味ドレッシング、ソーセージ・クリームチーズサクサクパン、メイプル型サブレ2個
日曜日に食べたもの:マーボー豆腐、ブロッコリー・カリフラワー・厚揚げ中華風、玄米混じりご飯、中華スープ、枝豆まじりグリーンサラダ
金曜日に食べたもの:玄米まじりご飯、お味噌汁、平成シャケ、カリフラワー、キュウリといわしの和え物、サラダ、赤ワイン、手作り水羊羹、(翌日手作りアンパン)
5月31日に食べたもの:ザルそば、焼厚揚げしょうが醤油              
スバラシすぎる!