Monday, June 20, 2011

Kronos Quartet とHomayun Sakhi Trioの演奏を聴く

6月11日。中華街で、ひさしぶりお気に入りの餃子屋で夕食を済ませ、8時からのコンサート。日本の食堂並みの餃子やの内装がきれいになっていた。。


クロノスカルテットとアフガン音楽のホマヤンサキトリオを聴く。久しぶりのライブコンサートで、初めて、トロントの音楽学校の新しいコンサートホールに行った。コンサートホールは天井はカヌーのデザインを基調にし、全体は木を贅沢に使った音響のよい温かみのあるコンサートホール。
http://www.kpmb.com/index.asp?navid=30&fid1=0&fid2=87


芸術の祭典というトロントでの10日間にわたる催し。トロントだと満員になるかな、、、と思っていたら、観客の入りは7割強という程度で、やはり豊かな芸術の街とはいえないトロントを実感(いや~、実に残念ですね~、というか、予想したとおりというか。。。)

クロノスカルテットは、偶然に5年ほどまえにライブを聞いてこれは面白いと思ったグループ。でも、今回はアフガニスタングループの演奏に圧倒されました。ルバーブというアフガンギターとタブラ、ドイラというお盆のような太鼓。アフガニスタンのジミーヘンドリックスか、、、という感じ。2002年にアメリカに移住し、世界的に活躍しているとのこと。

http://www.youtube.com/watch?v=8pwNkQoF9r8&feature=related



演奏終了後は、やはりアジア人。クロノスカルテットの前にでしゃばることなく、とっても控えめ。。クロノスカルテットのリーダーがどうぞどうぞ前へ、、、て手招きしても、いやいや、、そちらこそどーぞ、、ってな感じでした。まだ有名人慣れ、してなくて、トリオの演奏中の笑顔がそれはそれは印象的でした。

Saturday, June 18, 2011

Midnight in Paris, Woody Allen

6月17日金曜日仕事を終え、夕食作るの面倒、ということで、いつものベトナム料理やで夕食。そして9時からの映画に行った。夕食後は少し時間があったので映画の切符を先に購入して、いつものコーヒー屋でコーヒーを一杯。

ウッディアレンの新作で今年のカンヌ映画祭のオープニングを飾った映画。2000年以降は、ロンドンで2作、スペインで1作。そして、今回はパリが舞台。イントロは、映画マンハッタンと同じで、マンハッタンならぬ、パリの観光名所を一気に見せ、そして物語が始まる。彼の映画のアリスを思わせるファンタジックな部分がおもしろい、まさしくウッディアレンという映画。作家を目指す主人公が、1920年代のパリにタイムスリップして、パリに集まる作家や画家と出会い、自分の小説に磨きをかけていく。最後は、雨のパリがいいという彼と同じ感覚をもつ女性と雨のパリを歩き始める、

1920年代のパリは、ピカソやフィッツジェラルドなど若かりし作家や画家が集まる芸術の街。男も女も粋で、もっと感覚的て、もっと感情的で、もっと情熱的。舞台がパリとなれば、当然のなりゆきか。登場する若き芸術家たちの振る舞いはそれはそれは単純に形容されていて笑えます。。

そして、いつものことながら、金持ちの振る舞いを遠目で皮肉り、インテリのもっともらしい発言に弱い女性の心をからかっています。

Sunday, June 05, 2011

カナダオペラ団、オルフェオとエウリディチェを観る

晴れ、23度。昨日の雷雨の嵐から一転。青空の広がる初夏のお天気。

5月24日の公演前日の夜、いとこからオペラの切符が2枚余っているとのことで、二つ返事でOkし、カナダオペラ団のライブを初めて観に行った。地元のオペラ団の本拠地がトロントに劇場を構えたのが4年ほど前で、場所は、昔、トロントで働いていた時のオフィスの裏側。メットオペラで世界最高のオペラを楽しめるから、、ということで、地元オペラ団のシーズンチケットの購入をやめた、、なんて人たちがいるよ、なんて話を聞いていたけれど、火曜日の夜ににもかかわらず、結構な入り。でも、最上階の真ん中の席でメットオペラの2倍の料金だから、ファンがメットオペラのみに専念するのも無理はない。

昨シーズンにメットでも上映されたギリシャ神話のオペラで、メットでは男性役をメゾソプラノの女性が歌っていた。今回のライブは男性歌手、カウンターテナーということで、女性のような裏声で終始歌い続ける。そして、このプロダクションが、シンプルでよかったのよね。何でも2005年のシカゴオペラのプロダクションのもので、かなりの現代版。ギリシャ神話だからといってその時代そのものを舞台にもってくるのもいいけれど、舞台や衣装など時代背景を全く無視した現代版はかなりいい。

ということで、期待度の低かったカナダオペラ団のライブだったけれど、シンプリシティということで”マル”かな。