Monday, October 10, 2011

Miss Peregrine's Home for Peculiar Children, Ransom Riggs、を読む

感謝祭の連休。気温が連日26度まで上がり、最高気温記録を書き換えた

プラハに発つ直前、空港の本屋さんで見つけた本。不気味な子供達の白黒、セピア色の写真がいっぱい掲載されている。北米の本としては結構珍しい立派な装丁のハードカバー。ニューヨークタイムズベストセラーなんてでているし(店頭に並ぶ大方の本はなになにベストセラー、なになに賞受賞、果てはなになに賞最終選考に残った本となっている)、奇妙な写真とポーランドに住んでいたユダヤ人のおじいさんの話から始まるということで、買ってみた。話の展開が結構早いので、飛行機の中でかなり読み進んだ。でも、中盤に入るあたりから、あれれれ、これはハリーポッター??(ハリーポッターの本は読んだことがないし、映画も見てないけれど)という、最初の数ページから得た印象とはかけ離れた話の展開となり、がっかり。。。検索してみると、日本語訳はまだでてないよう、アマゾンでは子供向け特にティーンエイジャー向けの本のジャンルにも入っている。

私の期待としては、ユダヤ人迫害から息子を救うため、まだ10歳にもならない息子を一人ポーランドからイギリスの小さな島の人里離れた孤児院に送り込む。話は、その後アメリカ移住したおじいさん(男の子)の回想。ポーランドを離れる前の家族の話、イギリスへ渡る経緯、そして、その孤児院での話。。と、歴史と多感な少年期をめぐる話となるとてっきり思っていたのになぁ。

建設中の養老院。屋根ができてきた。これは2週間ほど前にとったもの

クロフォードレイクでハイキング

今日はエメラルド色に輝いていたクロフォードレイク

Saturday, October 01, 2011

プラハ、ベルリンの旅、音楽会

プラハでは連日、コンサートホールや教会など10箇所くらいで室内楽の音楽会が開かれている。プログラムをみると、ちょっとがっかりの観光客相手のプログラム内容。全てといっていいくらいヴィヴァルディの四季の一楽章をやっている。第一楽章から最終楽章まで演奏するというプログラムはなく、あるところはバッハからガーシュインという耳慣れた音楽なんでもこいというプログラム。

プラハのオペラハウスでみたカルメンは、ライブだしこんなものかなって感じ。席は9割がたうまっている。観客は結構ブラボーってもりあがっていたけれど。。。男性コーラス陣営がなぜか年寄りばかりで、ちょっとお粗末。いったい若者はどこ?と聞きたくなるくらい。とりあえず、美しいオペラハウスに満足。

ミュニシパルハウスにチェコの作曲家スメタナの名称のスメタナホールというコンサートホールがある。ここもやはりヴィヴァルディの4季のプログラムだけど、、是非このコンサートホールを観たくて全章演奏というプログラムなので足を運んだ。演奏内容は、むむむむ、、、チェンバロとチェロ以外はみな黒服の弦楽楽器演奏者で立って演奏。ま、これはいい。ソリストが登場する前に、この弦楽団のマスターが登場。今、ビアホールで飲んできたぞ~という風情のおじさん。彼の演奏が、まさにビアホール、ポルカスタイルの演奏で全くいただけない。左手でバイオリンをしっかり握って、楽器を浮かして弾いている。。。ソリストがかなり譲歩してたなぁ。観客も各章拍手。これは私の一番きらいな観客のぱたーん。でも、コンサートホールの音響は最高。演奏者の息がきこえるくらいの前の席が好きなので4列目の真ん中にすわると、なるほど近すぎる。このホールは5列以降の一番高い席にすわらないとこのホールの音響を楽しめないとわかる。アコースティックな音はホールを包み込むようだ。

本物の音楽を聴きたいなら、チェコ交響楽団の根拠地のRudolfinum(チェコの作曲家ドボルザークの銅像がある)に足を運ばなくてはならないようだ。ここだと、紳士淑女のいでたちでの音楽会となる。

でも、結局のところ、地元の音楽家達の活動の場が観光シーズンにはあるということ。音楽のレベルを落としてはほしくないけれど、これはこれでいいのかもしれない。観光シーズンを終えた冬になると、演奏会も減るだろうけれど、レベルはぐっとアップするのかもしれないなぁ。
モルダウ河と美しい国立劇場

チェコ交響楽団の本拠地Rudolfinum

ドンジョバンニの初演は、ここエステート劇場。モーツアルト自ら指揮
オペラハウス


オペラハウスインテリア

オペラハウス天井
ミュニシパルハウス、スメタナホールがある

スメタナホールインテリア

スメタナホール天井

スメタナホールバルコニー

プラハ、ベルリンの旅、2011年9月1日~9月9日

10月1日、朝の気温5度。風が強い。週末は日中の最高気温が12度くらいらしい。

ミッションインポッシブルとのだめカンタービレの舞台となったプラハと、20世紀の歴史を実感するベルリンを訪ねた。

プラハは昔のままの街並みが残されている美しい街。14世紀パリから戻った若い国王がパリのごとく美しい街をつくるということで都市計画が練られた。ということで、建築物そのものも、それぞれ美しい表情をもつという印象を受ける。北米の金太郎あめ形式の新興住宅のデザインはこの土地では許されない。
一番印象に残った国立劇場

旧市街地の建物

ニュータウンの街並み
ユダヤ人地区の建物

ポストモダン、通称ダンシングハウス
モルダウ河とチャールズ橋


映画の舞台となったホテルヨーロッパ