Monday, April 09, 2012

"The Attack", Yasmina Khadra,を読む

イースターの連休。晴れ、気温16度まであがる

アルジェリア人作家のフランス語からの翻訳。日本語では「テロル」という題名で出ている。普遍的な日常生活から、突然、自分とは全く縁のないと思われた世界へとどんどん巻き込まれている。途中、これで一応終結する、と希望をもちながら読み続けるものの、宿命的な結末にいささか呆然となる。

イスラエルとパレスチナの政治的な背景のもと、結局アラブ人であるということは、宿命的なものなのだ。。放浪民族ベドウィンであるパレスチナアラブ人社会は60年代に、伝統的な部族社会から、都市に密着して生活を営むアラブ人たちへと変遷を迎えたらしい。でも、結局、人間、自分はどこに根があるのかというところに戻るんだなぁ。
内戦や独立運動で若くして命をなくす若者のニュースを聞くと、一方的な見方かもしれないけれど生まれた国と時代が違うということで生き様がこんなにも違うのだ、、、と思うと心が痛む。

ウェランド運河でカーディナルをみる

高速道路下を通り、橋が開く
運河に船が入る

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