Sunday, December 02, 2007

"Not Buying it, My year Withoug Shopping", Judith Levine

12月2日、昨晩からみぞれ交じりの積雪15cm。朝一時間ほど雪かき。

実は去年数回読んだ本。再びクリスマスシーズンを迎えるにあたってまた借りてきた。NYCとベルモントを基点にしているジャーナリストがパートナーのポールとともに自分達の消費習慣にチャレンジし、この1年嗜好品は買わずに日用必要品だけの買い物に徹底すると宣言。そして、その苦悩(?)と葛藤、そして市民社会への目覚めを日記形式で記す。

まず、買い物に行くと、これは本当に必要だろうか?と自分に問い掛けることを心がける。これは好きな映画、CD、雑誌の購読、洋服、そして食料品等々に及ぶ。数ヶ月するとれがかなり苦痛になるようだ。欲しい、、、でも、、という葛藤と同時にアホラシイ自問にうんざりするらしい(これは3ドルと2ドルの同量の缶詰に出くわしたときにも及ぶ)。

結果、毎回のスーパーマーケットでの消費金額が大幅に減り驚く。買い物をするという時間が大幅に削減されて、その時間がボランティア活動等他に利用された。更に、身近にありながら利用する事のなかった図書館等の公共施設等への利用によって、自分達の一市民としての意識が高まり、持つものと持たないものによって差の生まれる個人所有偏向社会(確かに所有する事はウレシイ)からイコール共生社会の存在に気がついた。中でも美しくも苦肉のエピソードは彼女のバレンタインデーのポールへのプレゼント。赤い紙を利用して沢山の赤いハートを切ってあふれんばかりにマッチの空箱に詰め込んだ。なかなかオリジナリィ溢れるステキなものだと思うのだけど、日本の感覚だと子供のパパへのプレゼントだろうか。。。

さて、例年クリスマスはいとこ一家と過ごすのだが、そのプレゼントの多さに驚く。そして、ブランド志向の母親同様テーィンエージャー達はプラダ、コーチとかブランド品をわんさとプレゼントされ、さらにポータブルDVDプレーヤーだ、コンピューターだ、テレビだときりがない。クリスマスツリーの下には総額数千ドルの品が収まりきらずにリビングの床にも裾野を広げている。それはそれで楽しい思い出でよいのだが、毎年プレゼントする側は何をプレゼントしようかとかなり悩む。。現に今、悩んでいる。これは、逆にも言えて、彼らが私へのプレゼントにも悩んでいるのがはっきりとわかる。結果、去年とおととしと続けて、沢山のプレゼントのほかにもおしゃれなブティックのショッピングカード(商品券みたいなもの)をもらった。ジュディスとポールのごとく物を増やさないというダウンサイズ傾向にある私は、なんとその2枚のカードを未だ使っていない。一つのお店はもう閉めたそうな。。えええ、、とショックが大きかったが、この親会社のブティックの方でまだ使えるとのことで安堵。でも早く使わないと、そのオシャレなお店で売っている服など着ることのできる年齢ではなくなってしまうかもしれない。。このカードを使って今年のクリスマスギフトを。。などとも脳裏をよぎるが、なんとなく情けないというか非常なる矛盾を感じる。

ということで、今年は自分から欲しいCD、DVD、本を希望するからと伝えた。そして、但し書きに、そのリストに並ぶ10くらいのものが全部欲しいのではなく、その中の一つでもいいこと、そして、他には何もいらないからね!という念押しが必要に思う。皆買い物という社会行動が好きなのである。

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