Tuesday, October 28, 2008

メットHDオペラ:サロメ、10月11日

1幕休憩なしのサロメは、中盤から一気に盛り上がり、フィンランド出身のソプラノ歌手カリタマティラの絶対的な迫力に圧倒された。

サロメの一場面で7つのヴェールを脱いでいくシーンがあり(いわゆるストリップです)、2004年にメットオペラでサロメを歌ったカリタは上半身裸の姿で観客と向かい合ったそうだ。ということもあり、今回メット総支配人は今回は上映スクリーンにそうした場面をお見せする事はありませんと先に説明があったらしい。実際は、上半身裸の後姿から、両手の平で乳房を隠すポーズで一瞬ふりむいた!ヨーロッパでは、数人のソプラノ歌手が上半身裸の姿を観客にみせており、あるソプラノ歌手はその姿で5分間も歌いつづけていたそうだ。

昨年のメットでカリタマティラはマノンレスコーの役を演じている。このときは、なんとなくヒステリックな印象で、迫力あるけれど、あまり好きなタイプじゃないなぁ~という印象だったけれど、今回の体当たりの演技で、ファンになったかな。

次回はメット初演のドクターアトミック。原子力爆弾発明者の話のよう。予告の感じではオペラというよりミュージカルの印象をうける。

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