Sunday, June 05, 2011

カナダオペラ団、オルフェオとエウリディチェを観る

晴れ、23度。昨日の雷雨の嵐から一転。青空の広がる初夏のお天気。

5月24日の公演前日の夜、いとこからオペラの切符が2枚余っているとのことで、二つ返事でOkし、カナダオペラ団のライブを初めて観に行った。地元のオペラ団の本拠地がトロントに劇場を構えたのが4年ほど前で、場所は、昔、トロントで働いていた時のオフィスの裏側。メットオペラで世界最高のオペラを楽しめるから、、ということで、地元オペラ団のシーズンチケットの購入をやめた、、なんて人たちがいるよ、なんて話を聞いていたけれど、火曜日の夜ににもかかわらず、結構な入り。でも、最上階の真ん中の席でメットオペラの2倍の料金だから、ファンがメットオペラのみに専念するのも無理はない。

昨シーズンにメットでも上映されたギリシャ神話のオペラで、メットでは男性役をメゾソプラノの女性が歌っていた。今回のライブは男性歌手、カウンターテナーということで、女性のような裏声で終始歌い続ける。そして、このプロダクションが、シンプルでよかったのよね。何でも2005年のシカゴオペラのプロダクションのもので、かなりの現代版。ギリシャ神話だからといってその時代そのものを舞台にもってくるのもいいけれど、舞台や衣装など時代背景を全く無視した現代版はかなりいい。

ということで、期待度の低かったカナダオペラ団のライブだったけれど、シンプリシティということで”マル”かな。

No comments: