日本語訳は「カタロニア賛歌」で、ジョージオーウェルが自らスペイン内戦に一兵士として参加したときの記録。武器らしい武器もなく戦う惨めで退屈な塹壕戦の惨状とのんきなスペイン人の人柄に触れる。
合言葉が知的な言葉過ぎて、スペイン人の一兵卒には使いこなせないとか、怪我をし、病院に収容され、そこでの食事が皆平等でとても美味しいとか。スペイン人の素朴な姿が浮き出される。ただ、スペイン内戦というものに不案内なため、政治的な背景に混乱しながら読み続けて終わりにたどり着いたという感じ。そして、当初、本文に組み込まれていたにもかかわらず編集段階で取り除いた2章が最後に補足として続く。内戦の政治的背景に興味がなければ読む必要なしという文章で始まるこの2章はとても大切な2章だと思う。この2章を読んでモヤモヤしていた政治的な背景がいくらか明らかになったかな。
イースターウィークエンドで近くの散策道を歩くと、かえるの大合唱。
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