物語の半ばからOzuという日本人紳士が現れるや、止まらず一気に読み終える。作者は哲学専攻の教授ということで、会話や文章が機知に富んでいる。最後は悲しいエンディングだけど、なんとなくOZUが出現するあたりから、いい意味で、おとぎ話のような雰囲気だなぁ~と。
作者の大の日本好きは、1990年ころにみた小津安二郎の「東京物語」に帰するという。ということで、早速、「東京物語」をユーチューブで観た。とてもよかった。。。なんといっても、家族の横と縦の関係で使われる日本語の美しさに感動。また、日本人の立ち振る舞いもこんなにエレガントだったんだ、、と。
2014年に日本を訪ねた際のインタビューで、「学生時代を過ごしたパリは洗練さを好む点で京都と似ているけれど街全体がどこか騒々しい。車だけでなく人間の振る舞いが攻撃的。京都には人を大切にする風土がある」とある。
昨晩雨が降る |
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