Friday, October 12, 2007

「半島を出よ」、村上龍、を読む

成田空港でこの間買った本。2005年、まだ小泉政権の頃、日本の将来を危惧して書かれた超近未来の話。日本経済が破綻し、日本は世界の孤児となっている。世の中の常識というもののズレの指摘。一見健全な家庭のようで破壊している家族関係。相変わらず無能な政治家、閣僚。

人間とか社会って、時代とともに次第に凶暴化するのだろうか、とここ10年の凶悪事件のニュースを聞くと考えさせられる。そして、あのコワイ、スタンレーキュービックの「時計仕掛けのオレンジ」を思い起こす。

去年のノーベル文学賞作家の本”SNOW”を読み終えないうちに、今年のノーベル文学賞作家が昨日発表された。一気に秋が深まったところで、SNOWを再び読み始めるか、それともやはり冬に読むのがふさわしいのか。。。

村上の本は結構分厚い上下の文庫で、毎日寝転がりながら読んでいたら、左の肩甲骨から首の筋がおかしくなった。

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