Thursday, February 13, 2014

メットオペラ;ドヴォルザークのルサルカを観る

2014年2月9日(日曜日)、今日も雪。ソチオリンピックが始まった。

チェコの作曲家のドヴォルザークのオペラ、ルサルカは、美しいオペラでとっても良かった。好きなオペラはなに?と聞かれたら、ルサルカ!と答えるかもしれない。

今回の指揮者はモントリオール出身のヤニックセグイン。彼の指揮も大好き。現在はフィラデルフィアの常任指揮者にもなっている若いスター指揮者。なんでも交響楽団のもつ伝統的なスタイルを尊重し、かつ指揮者としてのヤニックのスタイルも引き出すことの出来る魅力的な指揮者らしい。なるほどうなずける。

絵画を思わせる古典的舞台セッティングのルサルカ。昨年ロンドンオペラハウスで遅まきながらのルサルカの初上演があったらしい。モントリオールの新聞ガゼットによると、この演出は、ザルツブルグ音楽祭で上演されたと同じもので、ここのところヨーロッパに蔓延している傲慢な知的主義を反映したものと揶揄している。なんでも水の妖精の姉妹は、売春宿で働く売春婦という役になっての登場だったらしい。いやはや。。。

オーストリアのザルツブルグ音楽祭では、画期的な演出のオペラが上演される。アナネトレブコの2007年のザルツブルグ音楽祭での現代版のラトラビアータは、シンプルで素晴らしいものだった。でも、先日フランス語のテレビ番組のオペラチャンネルを見ていたら、なんとフィガロの結婚が、コンピューターのあるオフィスで働くビジネススーツの男性女性で舞台が作られていた。げんなりして見る気を失いチャンネルをかえた。。


午後になってぼたん雪が降り始めた旧市街区

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