Sunday, December 13, 2015

早期退職

霧雨、積雪ゼロ。ここのところ最高気温は7度から10度。早朝は濃霧の毎日。

以前から55歳で早期退職することを計画していた。シンプルなライフスタイルの故、ローンの返済が済んでいれば、可能だろうと。

ということで、12月9日水曜日、ついに人事部に早期退職の意思表明。同日、課長にその旨伝える。

小規模ながらも来年夏に向けてのプロジェクト担当。そのあとの大型プロジェクト担当の話も出ていたけれど、そんなころ、ワタシいないよ、と係長と春に話していた。いや、お前はいなければならぬ、、などと冗談を言っていたけれど、彼、どこまで本気にとっていたか。。

退職後のどんぶり勘定をして、いつ伝えるべきかと思案すること数週間。同僚は、私の年齢を知らないし、最近退職者が増加しているけれど、ほとんどは20年から28年勤務している。ワタシの場合は16年と2か月で退職を迎えることになる。みんなに迷惑かけるよな~、とか、プロジェクトの真っただ中だし、、、とか、結構葛藤があったけれど。次から次へとプロジェクトは生まれるし、仕事はきりがない。。初志貫徹だ!と決行。

人事のBと何度か面談すると、そうよね~、事務職とはいえここの仕事きついし、あまり時間の自由がきかないしね~、さっさと言わないと、きついスケジュールで出張にまきこまれる可能性あるわよ~、と、ワタシが説明せずして、彼女が発言するので、笑ってしまった。じゃ、あなたが、課長に報告したら知らせて。そのあと、人事のほうであなたの課長に伝えるからと、本人の意思を尊重してくれる。

課長の日程を見ると4時に会議が終わるとある、そこで4時20分ころ、課長のKの席にいって、ちょっと話があるんだけど、会議室で話したいと接近。

ワタシ:わたし、来年55歳になるんです。誕生日は2月。ということで、3月一日をもって早期退職します。
課長:何~!!!(と驚き、)、おめでと~!(満面のスマイル)いいなぁ~、うらやましいな~。僕は26年勤務、現在49歳。退職まであと4年、そのころは、子供たちも大学を終えようとするころだよ。うらやましい~な~

仕事が、どうこうの話は、一切なく、おめでとーの一言。はっきり言って、拍子抜け。ま、仕事は誰でも出来るんです。

とにかく誰にも微塵とも早期退職の気配を見せなかったので、反面ちょっと恐縮していた。その直後、5時過ぎに翌日木曜日、金曜日と休暇予定のJに、報告。ちょっと話があると廊下に呼び出す。えっ~っと口がしばらくぽっかり、そして、「おめでと~!」って。その後どうするの、という話にもりあがる。

家に帰って、Gになんか拍子ぬけしちゃった、というと、そんなもんだって。この夜は、ほっとして、7時過ぎにソファーで爆睡、そのままベットに移動して朝まで眠る。

翌日木曜日;出勤すると、まだみな知った様子がない。同僚のKに、伝えると、彼の場合、直接影響が及びそうなので、じゃ、きみのプロジェクト僕が受け継ぐのかな~という話になる。ワタシとしては、彼じゃなく、若いSが適任だと思うのだけど、そうした決断は、もうワタシの範疇ではない。

部長補佐のRがちょっと君の時間さいてもいい?とやってきた。ワタシの中で、いよいよRに伝わったなというちょっとしたコーフンがある。またまた、満面の笑みで「おめでとー!」って、あんまり、びっくりするようなことってないんだけど、このニュースには驚ろかされたよって。ワタシも、驚かすことができて満足って返答する。彼とはこの数年、私の次の所属先の話をしていたわきあいあいの仲。その後、課長が我々のグループを集め、発表。また、みなを驚かすことができた。長年一緒に仕事してきたTはほんとびっくりし、寂しくなるよ、、、って、ちょっと胸がキュンとする。。そして、彼の退職計画を披露してくれた(あと11年)。

金曜日:数年前に人事に移動したAからチャットで、退職するって知ったけどほんと??って。なんでも人事部では、人の移動のお知らせメールが毎日でるらしい。いいなぁ、おめでとー。みんなで集まるのであれば、ぜひ声かけてねって。

金曜日の朝、部の課長が朝礼でみな知ったと、仲良しの若い部長と話す。全然知らなかった、、って。

ぼちぼちと情報が拡散し、数人が、目を丸くして、で、どうするの?って聞いてくる。

ついに部長のDがランチ前にワタシの席にやってきて、「退職するんだって、おめでと~」って。そして、「何事も次のステップに移行するっていうのは素晴らしいことだと思うよ」って、なんだか、意味のわからないことをいうので笑ちゃった。

ということで、精神的に落ち着かない週だったけれど、無事、次のステップに移ることになったという感じ。





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