日本語翻訳は「またの名をグレイス」となっている。ちょっとドラマチックな翻訳名。マーガレットアットウッドは、カナダを代表する女性作家。10年以上前に、ニューヨークのメトロポリタン美術館のカフェで、彼女を見たことがある(特徴ある顔立ちなのですぐわかる)。
女性作家の小説はあまり好きじゃないけれど、この本は、読んでいて女性作家のものという感じがほとんどしなかった。19世紀半ばに起こった史実をもとにうまく小説化したからかもしれない。
私のコンドには住人の管理する図書棚があり、この本はそこから借りてきたもの。本は住人から寄付されたもので、数年読まれた形跡のない本は、さらにどこかに寄付される。最近は住人のタイプが変わってきたのか、ハーレークィンロマンスの本の中に、少し趣の異なる本が目に付く。この本もその一つ、返却履歴は2015年8月2日が私の前の最後になっている。
先週末、19世紀末に建築されたゴム長靴製造会社ビルでボランティア支部の集まり |
昔の支柱がそのまま残されている |
現在はロフトスタイルのコンドミニアム。 |
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