Wednesday, April 06, 2016

早期退職達成

2016年3月1日付で早期退職した。有給休暇消化等で、出勤最終日は2月2日。

出勤しなくなってから早や2か月。

今までの退職者の中には、お別れの挨拶を皆の前でしたくないとかで、個々にお別れを言って去るという選択をした人たちがいた。ということで、私の上司も気を使って、お別れ会とかやりたいか?と聞くので、私は「全部やりたい!」って返事した。私としては、日本を離れ、カナダにやってきて働いて、これは、自分の人生の大切な一区切りだと強く感じていたから。

1月29日金曜日:同じ課のメンバー全員での持ちよりランチ
持ち寄りランチだと、仕事の後の夜の集まりに参加できない子供のいる同僚(長年の同僚)も含め全員が顔をそろえることができる。そこで、みんなでお昼しよう!と提案した。これは、ほんとに楽しい。当日まで、みな何を作るのか話題になるし、メニューが偏らないようにスプレッドシートに何を作るか記入したり。男の人もお料理するので、彼らも腕の見せ所ということで頑張る。インド人の同僚のもってきたシュリンプライス、チキンフライは格別。ティラミス、タコス、キノアサラダと盛りだくさん。上司のGは職場をこっそり抜け出して、お寿司(お寿司もどきのお寿司)を買ってきてくれた。これは、私のことを考えた末に出た結論なんだろうな~と思うとジーンときた。

2月1日月曜日
お昼は、日本人の女の子たちと持ち寄りランチ。お赤飯もでてきた。現地採用の日本人女子の数は私が去ると4人。この間まで7人いたから約半分になるというのは寂しいもの。世代を隔てていても、ベタベタするでもなく(もしくはベタベタしなかったからか)仲良し仲間でいられたのは素晴らしいと思う。皆、やるとなったら、全力を尽くすというガッツのある仲間。

夜は、仕事の後数人でバーへ。既に退職したTも来てくれた。7時過ぎまでビールをのんでおしゃべり。話題は、僕も、私も、あと数年、という話題。退職したTは、最近の他の退職者との交流を語る。月に一度くらい、お茶のみ交流をやっているよう。また、彼らのブレインを利用するインフォーマルな会合もあるよう。

2月2日火曜日:出勤最後の日

ここ数年、退職者が定期的にでるので、会社もお別れコーヒーパッケージなるものを用意している。コーヒー、紅茶にプチケーキなるものが予算で賄われる。通常、お昼時間の後の12時45分に始まるところ、部長補佐の会議の都合で、8時45分に始まる。さっさと挨拶を終わらすことができるので、わたしとしては、よかった~。

上司の挨拶:
昨年春に人員計画プランをこっそり見せたら、私が、「もう、疲れたヨ」って言ったという話を披露(確かに、その時には、私の中では既に退職を決めていた)。そして、サマリーペーパーを要求すれば、1時間以内に出てきた。こんな機械がほしいなんて、ほめほめのお言葉。

私の挨拶:
1989年にカナダの美しい街モントリオールに学生としてやってきた。当時、ケンブリッジなんて街に将来たどりつくなんて誰が予想したことか。ある時、失業、交通事故、離婚、この3つを経験すれば、あなたも立派なカナダ人、という記事をよんだ。この全てを経験した私は、いったいどれだけカナダ人になっただろうか。みんな本当にありがとう。みんなの友情、思いやり、そして忍耐力に心から感謝。

その後、みんなと握手にハグ。カナダ人のHは、私の挨拶に対して、私も2つ経験したけれど、どれだけカナダ人かわらないわって。

他の部に移動したLは、私の退職決断について、いつも優しい言葉をかけてくれた。みんな本当に羨んでいるわよって。まだ若いし、その決断力に、そして、とってもいい人だからって。。なんて嬉しい言葉。

1時過ぎに、身の回りをさっさと片づけてバイバイ。歩き始めると、仲間から、自然と拍手が沸き上がり、バイバイと手を振ってくれ、通路が花道みたいに。。感激。。

家に着いたのが2時過ぎ。ホントにどっと疲れた。感動極まる日で、これ以上の感動は、今日は御免こうむります、という感じで、もらったカードすら読めず。同僚がメールで今晩は思い切りハメを外して下さいって送ってくれたけれど、それどころか、ほんとに疲れて10時前に就寝した。。

この職場での16年間、いろいろなことがあったけれど、ま、最後良ければ全て良しってことね。チョンチョン。メデタシ、めでたし。

外は、また雪模様


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