Sunday, June 10, 2007

The Space between Us, Thrity umrigar、とジャスミンと菜菜子の関係

晴れ、気温26度。
確か作者はアメリカ在住のインド人女性。階級社会に存在する役割分担を明確に認識しながらも、ある事件から、その壁を乗り越えることが可能かもしれないという錯覚に陥ってしまう(つまり、話せばわかってもらえるのでは、というナイーブな感情をもってしまう)下層階級の老婆の家族と老婆が仕える上層階級の家族の話である。そして、それは、希望をもつことも許されず、永遠に埋めることの出来ない空間なのである。

この上層階級の家族はゾロアスター教信者。そういえば、歴史の教科書で、そんな宗教の誕生を聞いたなっと思い、パキスタン出身で熱心なイスラム教信者の同僚にゾロアスター教について聞いてみた。なんでも、医者とか弁護士とか本当にごく一部の階層の間で主に信仰されているらしい。この彼が、何かの折に、Life is not fair. といった。ふと、自分を振り返って、思いのままに事が運ばない事も多々あるけれど、人生が公正平等じゃないと感じた事は無いなぁと思った。かなり楽観的である。

ここしばらく、お友達夫婦とジャックラッセルの菜菜子ちゃんが仮住まいしている。体重35キロのシェパードジャスミンと体重5キロくらいの菜菜ちゃんの関係は、まさしくこの本のタイトルに匹敵。もう、威嚇することはなくなったものの、どうしても1.2m上、お互いの距離が狭まることがない(っと話がかなりそれてしまった)。

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