Monday, May 28, 2007

Malcolm の講演

5月27日、曇り、激しい雨、21度くらいかな。マルコムのNYコンフェレンスのビデオを一通りみる。オープニングの講演者はマルコムということで、やはり人気のジャーナリストである事を実証する。Music Intelligence では、マルコムが、去年のNYフェスティバルのときの講演(The Formula という題名で9月のニューヨーカーに掲載されている)でとりあげたPlatinum Blue との対話。これは、音楽のヒット性を分析するソフトウェアを開発した会社である。例えば新曲を、メロディー、リズム等の角度から数式化し分布図に位置付ける。そして売れ筋のクラスターとの位置関係から、そのヒット性を予測。その結果「いくら宣伝してもダメですよ」ってな感じで、プロデューサーに助言できるというわけである。これを、映画でもやろうとしている別のソフトウェアの話を去年していた。彼の講演はかなり素人くさい。書くものは、大学の博士論文形式で、起承転結。かなりの数の文献リサーチ(サイコロージーからマーケッティング等)とその分野の人物への直接インタービューで形付けられている。一方、目の前にいる聴衆の反応を見ながらの講演は、やはりうけることも考慮せねばならず、そこに彼らしい努力のみられるところが、なんとも微笑ましいのである。

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