Saturday, July 28, 2007

Festival of the Sound(音の祭典), Parry Soundに行く; ゴールドベルグ変奏曲ライブを聞く

7月27日(金)晴れ、28度、日陰は心地よい

グレングールドのお墓参りをきっかけに今年がグレングールドの生誕75周年である事を知った。そして、トロントから約北に240Km、ジョージアン湾に面するパリーサウンドという美しい別荘地でグレングールドにちなんだ企画のある事を知り、1泊2日で車をとばす。めざすは、金曜日の10時半からのモーニングコンサートのゴールドベルグ変奏曲。カナダ人ピアニストソロの予定が、ニュージーランド弦楽四重奏団との競演。ピアノソロを期待していたので最初残念に思ったけれど、とても感動した。合奏あり、ソロありで、1時間半の演奏。最後のアリアはグレングールドの録音が流れた。ピアノの演奏を聞いて、なんて難度の高いテクニックを要する曲だろうと。。聴衆もかなりの集中力を必要とし、終わって興奮と感動と疲労感(カナ)。。NZ弦楽四重奏団はゴールドベルグ変奏曲のレコーディングもしているとのこと。最初のアリアでは、弦楽特有の滑らかさで、物足りないかなぁと思ったけれど、中半から後半にかけて、アレンジがとてもよく感動。

自分がゴールドベルグ変奏曲に挑戦してみようと思ったことがなんて向こう見ずなことだったかと実感する。

会場は、300人くらい収容できる室内楽に最適の音楽堂。7割は退職して夏の間パリーサウンドの別荘地に滞在していると思われる老夫婦。残りがその子供夫婦と孫がチラリといった感じか。この祭典は毎年23日間程の期間行われており、今年はなんと26周年目とのこと。リゾート地での音楽会ということで定着しているらしい。街のカフェに入れば、先ほどのバリトンとソプラノの歌手が家族とともに店に入ってくるといった感じである。

No comments: